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日経平均VIは上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が14時5分現在で前日比+3.19、21.50に上昇しています。これは投資家の市場変動に対する警戒感を示しています。昨日の米株式市場の上昇を受けて東京市場でも買いが先行しましたが、クリスマス休暇で多くの市場関係者が不在のため、積極的な買いがなく、日経225先物は取引開始後まもなく下げに転じました。市場ではボラティリティーの高まりに対する警戒感が漂っていますが、前日に日経VIが大幅に低下していたため、今回の上昇はその反動と見る声もあります。

*14:11JST 日経平均VIは上昇、株価の下値堅いが警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+3.19(上昇率17.42%)の21.50と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.83、安値は20.03。

昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。しかし、海外投資家中心に引き続きクリスマス休暇となる市場関係者が多く、積極的な買い手が不在となる中、取引開始後は上値が重く、日経225先物は下げに転じた。こうした値動きもあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。ただ、日経VIは昨日の取引終了時に大幅に低下しており、今日の上昇はその反動との見方もある。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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