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日経VI:低下、株価堅調で警戒感後退


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が23日に低下し、警戒感の後退が見られました。これは先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合、米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を経て、安心感が広がったことが背景にあります。日経225先物は米株式市場の上昇を受けて買いが先行し、東京市場の株価は堅調に推移しました。一般的に日経VIは、日経平均株価の変動大きさを示す指標であり、急な変動時に逆相関の動きを示し、通常は一定のレンジに回帰する傾向があります。

*16:35JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感後退 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比-1.34(低下率5.78%)の21.84と低下した。なお、高値は23.42、安値は20.37。先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では先週、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合、米個人消費支出(PCE)物価指数の11月分発表などの注目イベントを終えたことから安心感が広がりやすくなる中、今日は取引開始後も株価が概ね堅調に推移したことからボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退。日経VIは先週末の水準を概ね下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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