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日経VI:大幅に上昇、日銀総裁の会見控え警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は19日、前日比で13.16%上昇し23.90に達しました。背景には米国市場の大幅な下落があり、東京市場でも売りが先行しました。また、日本銀行の利上げ見送りと共に、植田日銀総裁の記者会見が市場の警戒感を高めています。日経225先物は取引開始後、下値が安定していましたが、ボラティリティの高まりを警戒する投資家の姿勢は強いままでした。

*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、日銀総裁の会見控え警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は19日、前日比+2.78(上昇率13.16%)の23.90と大幅に上昇した。なお、高値は25.51、安値は23.10。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。今日まで開かれた日銀金融政策決定会合で利上げ見送りを決めたが、今日は植田日銀総裁の記者会見も予定されており、市場で警戒材料となった。こうした中、今日は日経225先物が取引開始後は下値の堅い展開となったが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩まず、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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