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日経平均VIは上昇、イベント控え警戒感は緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、14時5分時点で前日比5.32%上昇の22.57となっています。今日の東京市場は買いが先行する動きで日経225先物は上昇して始まるも、日経平均VIの上昇が示す通り、依然として市場には警戒感が漂っています。これは、今後控えている米国の消費者物価指数(CPI)発表や、米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合など数多くの重要イベントへの不安が影響しているためです。日経平均VIは市場が想定する今後1か月間の日経平均株価のボラティリティを表す指数で、特に市場が急変するときに上昇する特徴を持っています。

*14:09JST 日経平均VIは上昇、イベント控え警戒感は緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+1.14(上昇率5.32%)の22.57と上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.72、安値は22.09。

今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、日本時間明晩の11月の米消費者物価指数(CPI)発表や、週末13日の12月オプション・先物取引特別清算(SQ)値算出、来週17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、18-19日の日銀金融政策決定会合など重要イベントが控えており、市場心理は改善しにくくなっている。こうした中、今日は日経225先物が下値の堅い展開となっているものの、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩まず、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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