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NY為替:米10月PPI加速やパウエルFRB議長のタカ派発言で利下げ観測後退


14日のニューヨーク外為市場では、米10月の生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを示し、インフレの抑制が鈍化しているとの懸念が浮上した。これに伴い、新規失業保険申請件数の低下を背景にドルが買われ、ドル・円は155円50銭から156円42銭まで上昇した。また、FRBのクグラー理事の発言が利下げ見送りの可能性を示唆し、市場の長期金利も上昇。さらに、パウエルFRB議長が経済が強く、利下げ急ぐ必要がないと発言したことで12月FOMCの利下げ確率が低下し、ドル買いがさらに進んだ。ユーロ・ドルやその他の通貨ペアも連れ高する場面があった。

*07:28JST NY為替:米10月PPI加速やパウエルFRB議長のタカ派発言で利下げ観測後退 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円50銭から156円42銭まで上昇し、156円28銭で引けた。朝方発表された10月生産者物価指数(PPI)で伸びが加速しディスインフレの停滞を示したほか、新規失業保険申請件数が5月来の低水準と労働市場の底堅さが示されたほか、クグラーFRB理事がインフレ動向次第で利下げ見送りも適切との発言で長期金利の上昇に伴うドル買いが強まった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が経済が強く、利下げを急ぐ必要性が示唆されていないとの見解を示すと12月の連邦公開市場委員会(FOMC)利下げ確率が低下し、ドル買いにさらに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.0513ドルから1.0582ドルまでのレンジで上下し、1.0530ドルで引けた。ユーロ・円は、164円14銭から164円98銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2645ドルから1.2720ドルのレンジで上下した。ドル・スイスは0.8865フランまで下落後、0.8911フランまで上昇した。

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