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NY株式:NYダウは207ドル安、利下げ期待が後退


10月生産者物価指数(PPI)により根強いインフレが確認され、新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示されたため、長期金利が上昇し、米国株式市場は下落しました。NYダウは207ドル安、ナスダックは123ポイント安で取引を終了。FRBのクグラー理事とパウエル議長が利下げ見送りと早急な利下げが必要ないとの考えを示したことも影響しました。セクターではテクノロジーが上昇、自動車が下落。個別企業ではキャンベルスープやディズニーが上昇した一方、テスラやメタが下落。アプライド・マテリアルズは四半期決算発表後、業績見通しが弱く時間外取引で売られています。

*06:50JST NY株式:NYダウは207ドル安、利下げ期待が後退 米国株式市場は下落。ダウ平均は207.33ドル安の43,750.86ドル、ナスダックは123.07ポイント安の19,107.65で取引を終了した。

長期金利の低下を好感し、寄り付き後、小幅高。その後、10月生産者物価指数(PPI)で根強いインフレが確認されたほか、新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示され長期金利が上昇に転じると相場は下落に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)のクグラー理事が利下げ見送りの可能性に言及したほか、終盤にかけ、パウエル議長が、経済が強く、速やかな利下げの必要性がないとの考えを示すと、下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、テクノロジー・ハード機器が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

食品会社のキャンベルスープ(CPB)はアナリストが投資判断を引き上げ上昇。エンターテインメントのウォルト・ディズニー(DIS)は第3四半期決算の結果で、ストリーミングや新作映画興行が好調で、利益が予想を上回り、上昇。衣料品販売会社のアバクロンビー&フィッチ(ANF)や半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は著名投資家のティルマン・ファティータ氏が同社株保有を増やしたことが当局への届け出で明らかになり、上昇。

コーチなどのブランドを運営するタペストリー(TPR)は同業カプリ・ホールディングス(CPRI)との合併を巡り連邦取引委員会(FTC)の反対を受け裁判所が差し止める判決を受け計画を撤回することで合意し、上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はサイバートラックの一部リコールやトランプ次期政権がEVに対する税優遇措置を撤廃するとの報道を受け下落。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)運営するメタ・プラットフォームズ(META)は欧州当局が同社を独禁法違反で制裁金を科したとの報道が嫌気され、下落。

半導体関連のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は取引終了後に四半期決算を発表。業績見通しが弱く、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
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