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日経VI:低下、午後は株価下落で警戒感も意識


12日の日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI)は、前日より0.63ポイント低下し23.08となりました。午前中、米株式市場の上昇を受けて東京市場は活気づき、株価の底堅さから警戒感が緩和され、日経VIは低い水準で推移しました。しかし、午後には日経225先物が下落し、ボラティリティーへの警戒が再び強まり、日経VIの低下幅は縮小しました。日経VIは、株価の変動を予測する指標で、通常、株価と逆相関することが特徴です。日経VIが急上昇した後は、再びレンジ内に収まる傾向もあります。

*16:35JST 日経VI:低下、午後は株価下落で警戒感も意識 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比-0.63(低下率2.66%)の23.08と低下した。なお、高値は23.62、安値は21.67。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを受け、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。午前の時間帯は株価が底堅く推移したことから警戒感が緩和し、日経VIは昨日の水準を大きく下回って推移した。しかし、午後は日経225先物が下げに転じ、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが意識され、日経VIは低下幅を縮小する動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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