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NY為替:リスクオフや日銀の追加利上げ観測で円堅調


10月31日のニューヨーク外為市場では、ドル・円が一時153円を超えたものの、最終的には151円台で反落した。これは米国のコアPCE価格指数が予想外に鈍化しなかったため、長期金利の上昇とドル買いが一時的に強まった結果である。しかし、その後のシカゴ購買部協会景気指数の悪化や、イランがイラク側から対イスラエル攻撃を準備しているという報道により、地政学的リスクが高まり、米債券利回りが低下してドル買いが後退、円買いが強まった。ユーロやポンドも同様に揺れ動き、ユーロ・ドルは1.08台を維持しつつも下落、ポンドは財政悪化懸念から売られる展開となった。

*07:06JST NY為替:リスクオフや日銀の追加利上げ観測で円堅調 10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円04銭まで上昇後、151円84銭へ反落し、151円98銭で引けた。米9月コアPCE価格指数が予想に反し鈍化せずディスインフレの停滞が示され、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明されたため長期金利上昇に連れ一時ドル買いが強まった。その後発表された10月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に悪化、さらにイランがイラク側から対イスラエルの大規模報復攻撃を準備しているとの報道で地政学的リスクが強まりリスク回避で米債券利回りが低下しドル買いが後退、円買いが強まった。

ユーロ・ドルは1.0888ドルまで上昇後、1.0847ドルまで下落し、1.0884ドルで引けた。ユーロ・円は、166円35銭まで上昇後、165円03銭まで下落。ポンド・ドルは1.2998ドルまで上昇後、1.2844ドルまで下落した。英国は労働党政権が発表した予算案を受け財政悪化懸念にポンド売りが強まった。ドル・スイスは0.8663フランへ上昇後、0.8637フランまで下落した。

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