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日経平均VIは上昇、米大統領選など意識し警戒感広がりやすい


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が14.19%上昇し、29.53となった。この上昇は、11月5日の米大統領選を控えた不安定な市場心理を反映しているとみられる。同日、東京市場では取引開始時に売りが先行したが、その後はプラス圏で堅調に推移した。日経平均VIは市場が予期する株価変動の指標で、日経平均株価が下落する際に急上昇することが多い。また、一定の範囲(20〜30の間)に回帰する性質も持っている。米大統領選を前にした不安定さから、VIの上昇が続いている。

*14:06JST 日経平均VIは上昇、米大統領選など意識し警戒感広がりやすい 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+3.67(上昇率14.19%)の29.53と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は30.41、安値は29.34。

今日の東京市場は取引開始時点ではやや売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、取引開始後はプラス圏で堅調に推移している。市場では衆院選を巡る売買は一巡したとの見方が多いが、11月5日投開票の米大統領選を意識する向きも多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がりやすくなっている。こうした状況を映し、今日は株価は堅調だが日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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