starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは409ドル安、長期金利上昇を警戒


23日の米国株式市場は、ダウ平均が409.94ドル安の42,514.95ドルで取引を終了しました。市場の下落は、長期金利の上昇による影響が大きく、特にハイテク株の下げが目立ちました。マクドナルドはCDCによる食中毒懸念で、コカ・コーラは減収減益の決算発表でそれぞれ株価を下げました。また、ボーイングやキャピタル・ワン・ファイナンシャルも問題発表により株価が下落。これに対し、スピリットやフロンティア・グループは合併交渉の再開報道を受けて上昇しました。為替市場では、FRBの利下げ予想に基づく動きが影響し、米ドルはやや後退。原油市場では、ドル高と中東情勢の不安定さから原油価格は不安定な動きを見せました。主要企業の株価は総じて下落傾向にありました。

*08:03JST 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは409ドル安、長期金利上昇を警戒 ■NY株式:NYダウは409ドル安、長期金利上昇を警戒

米国株式市場は下落。ダウ平均は409.94ドル安の42,514.95ドル、ナスダックは296.47ポイント安の18,276.65で取引を終了した。

ファーストフード・チェーン、マクドナルド(MCD)の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。長期金利の上昇でハイテクも弱く、相場は大幅続落した。終日売りが先行し、終盤にかけて下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。

ファーストフード・チェーンのマクドナルド(MCD)は疾病対策センター(CDC)が同チェーン店の食品による「o157」集団食中毒の可能性を発表し、下落。飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は第3四半期決算で減収減益を発表、弱い見通しが嫌気され、下落した。航空機メーカーのボーイング(BA)は第3四半期決算で60億ドルを上回る赤字を計上し、下落。商業銀行のキャピタル・ワン・ファイナンシャル(COF)は同業ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(DFS)買収を巡り、独禁法違反を疑いNY州の司法長官が調査しているとの報道を嫌気し、下落。ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(DFS)も下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は著名アナリストがレポートの中で、「アイフォーン16」の1000万台の生産削減予想を示し、下落。半導体クアルコム(QCOM)は英国の半導体設計会社のアーム・ホールディングス(ARM)が同社とのライセンス契約取り消しを検討しているとの報道に下落。格安航空会社のスピリット(SAVE)は、同業のフロンティア・グループ・ホールディングス(ULCC)と合併交渉を再開したと、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じ、上昇。フロンティア・グループ(ULCC)も上昇した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に第3四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:FRBの緩やかな利下げを織り込むドル買い継続

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円19銭へ上昇後、152円50銭まで反落し、152円75銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)の段階的な利下げを織り込み長期金利上昇に伴うドル買いが続いた。その後、米9月中古住宅販売件数が予想外に減少したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済の減速が示されたとの見方で利下げ見送り観測に伴うドル買いがさらに後退した。株安を警戒したリスク回避の円買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.0761ドルまで下落後、1.0786ドルまで反発し、1.0783ドルで引けた。欧米金利差拡大観測にユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、165円02銭へ上昇後、164円29銭まで反落。ポンド・ドルは1.2961ドルから1.2908ドルまで下落した。米英金利差拡大観測にポンド売りが継続。ドル・スイスは0.8682フランから0.8663フランまで下落した。


■NY原油:弱含みで70.77ドル、ドル高を意識した売りが入る

NY原油先物12月限は弱含み(NYMEX原油12月限終値:70.77 ↓0.97)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-0.97ドルの70.77ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは70.13ドル-71.72ドル。アジア市場で71.72ドルまで買われたが、ドル高を受けて利食い売りが強まり、ロンドン市場で70.13ドルまで反落。ただ、中東情勢の悪化が引き続き警戒されており、供給不安は消えていないため、米国市場の中盤にかけて71.49ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に71ドルを挟んだ水準で推移した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  42.34ドル   +0.04ドル(+0.09%)
モルガン・スタンレー(MS) 118.28ドル  -0.04ドル(-0.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)517.20ドル  -1.10ドル(-0.21%)
インテル(INTC)        21.98ドル   -0.42ドル(-1.87%)
アップル(AAPL)        230.76ドル  -5.10ドル(-2.16%)
アルファベット(GOOG)    164.48ドル  -2.34ドル(-1.40%)
メタ(META)           563.69ドル  -18.32ドル(-3.14%)
キャタピラー(CAT)      385.73ドル  -2.73ドル(-0.70%)
アルコア(AA)         41.88ドル   -0.14ドル(-0.33%)
ウォルマート(WMT)      83.27ドル   +1.25ドル(+1.52%) <ST>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.