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日経VI:上昇、株価軟調で警戒感強まる


10月23日、日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は前日比0.58ポイント上昇し27.80となった。この上昇は、東京市場での株価の軟調な動きと、国内外の政治イベントに対する市場の警戒感が背景にある。具体的には、27日の衆院選挙や11月の米大統領選挙に対する不透明感が、投資家の不安を煽り、ボラティリティが高まっている。日経VIは通常、日経平均株価と逆向きに動く傾向があり、株価急落時に特に上昇する。市場は今後もこの変動に対する注意を強めるとみられる。

*16:05JST 日経VI:上昇、株価軟調で警戒感強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比+0.58(上昇率2.13%)の27.80と上昇した。なお、高値は32.83、安値は27.80。昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちで手掛かり材料となりにくい中、今日の東京市場は軟調な展開となった。市場では引き続き27日投開票の衆院選を絡め、国内政治の不透明感が意識されていることに加え、11月5日投開票の米大統領選挙への警戒感もあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは取引時間中は概ね昨日の水準を大幅に回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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