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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、重要イベントにらみもドルに買戻し


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、重要イベントにらみもドルに買戻し 19日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。週末の重要イベントに向け米早期利下げと日銀金融正常化を見込んだドル売り・円買いが強まる見通し。ただ、ドルは下値で押し目買いが予想され、下落ペースは緩慢となりそうだ。

前週末に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数は前回から改善し、15日に続いて経済指標が景気の不透明感を払拭。金利高・ドル高に振れ、ユーロ・ドルは1.0980ドル台に弱含んだ。ドル・円は148円20銭台に浮上したが、利益確定売りで147円50銭台に失速している。週明けアジア市場は日経平均株価の軟調地合いでリスク回避の円買いに押される展開。ドル・円は147円台を維持できず、146円台に沈んだ。

この後の海外市場は週末に予定される重要イベントをにらみ、調整の動きが想定される。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は米ジャクソンホールでの会合で、9月の利下げサイクル入りを示唆するとみられ、ドル売り基調の見通し。一方、植田日銀総裁は閉会中審査に出席し、金融正常化の方針を改めて示すとの見方から円買い先行。ただ、ドル・円は前週から大きく水準を下げ、値ごろ感による買戻しが相場を支えそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・22:15 ウォラー米FRB理事あいさつ(FRBイベント)
・23:00 米・7月景気先行指数(前月比予想:-0.3%、6月:-0.2%)


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