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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、円急伸の反動やドルの割安感で買戻し


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、円急伸の反動やドルの割安感で買戻し 12日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日本の為替介入が警戒されるものの、円急伸の反動による円売りがドルを押し上げる展開に。また、今晩の米生産者物価指数(PPI)が堅調ならドルは割安感から買戻しが予想される。

前日発表された米消費者物価指数(CPI)は想定よりも伸びが鈍化し、9月以降に年内2回の利下げを見込んだ金利安・ドル安に振れた。その直後の円急伸でドル・円は161円60銭台から157円40銭台に、ユーロ・円は175円40銭台から171円50銭台にそれぞれ大幅に下げた。本日アジア市場は前日の円急伸を受け、為替介入への警戒が広がりやすい。ドル・円は159円台から157円台に失速後、159円台に持ち直した。

この後の海外市場は引き続き米インフレ指標にらみ。今晩の生産者物価指数(PPI)はコア指数も含め前年比、前月比はいずれも上昇が予想され、引き締め的な金融政策を後押しする材料になり金利高・ドル高要因に振れやすい。一方、前日の為替介入とみられる円急伸で、当面は円売りが抑制される展開となりそうだ。ただ、中長期的な円安トレンドに変わりはなく、ドル・円は目先160円台回復を目指す展開とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・6月生産者物価指数(前月比予想:+0.1%、5月:-0.2%)
・23:00 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:68.5、6月:68.2)


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