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米国株見通し:下げ渋りか、買戻しが指数を下支え


*11:50JST 米国株見通し:下げ渋りか、買戻しが指数を下支え (12時30分現在)

S&P500先F物     4,564.00(+3.00)
ナスダック100先物  16,010.50(+1.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は25ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


27日の主要3指数は軟調。ナスダックは続落、ダウは56ドル安の35333ドルとなり、S&Pとともに3日ぶりのマイナスで取引を終えた。このところの株高で利益確定や持ち高調整の売りが強まり、指数を押し下げた。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からタカ派的な見解が聞かれるものの、直近のインフレ指標は伸びが鈍化している。今後の緩和的な金融政策への期待感から長期金利は低下し、押し目買いが相場を支えた。


本日は下げ渋りか。前日は小幅安にとどまり、主要指数が夏場以来の高値圏を維持していることから利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。ただ、今晩発表の住宅関連指標や消費者信頼感指数が想定よりも弱ければ、来年の利下げを見込んだ買いが見込まれる。FRB当局者からインフレ抑止に前向きな発言が予想されるものの、30日のコアPCE価格指数は前月に続き鈍化が想定されており、金利高が抑えられれば買戻しを後押しする。


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