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欧米為替見通し:「ドル・円は底堅い値動きか、米引き締め観測一服もドル選好地合い」


*17:25JST 欧米為替見通し:「ドル・円は底堅い値動きか、米引き締め観測一服もドル選好地合い」 27日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米コアPCE価格指数は鈍化の見通しで、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測は一服。ただ、中東の紛争で事態の悪化が見込まれるため、ドル選好地合いに変わりはない。

前日発表された米国の7-9月期国内総生産(GDP)は4-6月期を大きく上回ったものの、新規失業保険申請件数は弱い内容となり、金融引き締め観測を弱める材料に。欧州中央銀行(ECB)理事会は利上げ休止を決定したが、米金利の失速によるドル売りでユーロ・ドルは1.0560ドル台に浮上、ドル・円は150円半ばで伸び悩んだ。本日アジア市場で米金利は下げ渋り、ドルは対主要通貨で売りづらい。

この後の海外市場は米インフレ指標にらみ。来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利据え置きが織り込まれるなか、今晩発表のPCEコア価格指数は予想通り前回から伸びが鈍化すれば金利高・ドル高は後退。また、日銀の一部緩和修正を見込んだ円買いがドルを下押しする可能性もあろう。半面、イスラエル軍の地上戦突入に警戒感が高まっており、ドルは週末に向け買いが入りやすい地合いが続くとみられる。


【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・9月個人所得(前月比予想:+0.4%、8月:+0.4%)
・21:30 米・9月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、8月:+0.4%)
・21:30 米・9月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.7%、8月:+3.9%)
・22:00 バー米FRB副議長(銀行監督担当)開会あいさつ(FED決済関連会議2日目)
・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:63.0、速報値:63.0)


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