Taka氏インタビュー、ユーザーの船出を支援するboarding bridgeに込めた想い
主に英語で発信されるweb3分野の一次情報はまだ十分に日本語化されているとは言えません。こうした中で、常に最先端の情報に触れ、情報発信するインフルエンサーたちはどのような経歴を持ち、どのような事を考え、行動しているのでしょうか?今回はユーザーのweb3プロジェクトへのオンボーディングを支援する日本最大級のweb3コミュニティ、boarding bridge(以下、bb)の創設者であるTaka氏(X@taka_eth / 以下、T))にお話を伺いました。
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※2023年8月29日に執筆
タ「まずはじめに、Takaさんの元々のお仕事やweb3に関わったきっかけなど、簡単に自己紹介お願いします。」
T「bbというweb3コミュニティを運営しているTakaと申します。2021年にbbのDiscordを立ち上げ、3万人規模へと成長した現在、日本の大手クリプトメディアであるCryptoTimesの公式コミュニティとしてチームで活動しています。元々は大学を出てから4年間、調査船の航海士として働いていました。船舶の運行と海洋調査のオペレーションが主な仕事で、1年の約半分を海の上で過ごすような生活です。
クリプトとの出会いは2017年、実習で船に乗ってきた大学生から教えてもらい、投機目的で暗号資産を購入したのがきっかけです。港に入ると一番に相場をチェックしていたのが懐かしいです。当時はICOと呼ばれるトークンセールにも参加し、さまざまなトークンを買い漁っていました。しかし詐欺のようなプロジェクトが横行しており、相場の低迷も相まって資金を減らす一方でした。それから時は経ち2020年。DeFiサマーと呼ばれるブームの中で、投機としての側面だけではないクリプトの面白さを知りました。この新しい金融の仕組みが、既存の貨幣経済と金融システムに革命を起こすかと思うと胸が高鳴りました。船に乗って海外を巡る生活はとても楽しいものでしたが、一度の人生を全てそれに捧げるのは勿体無いと思い、船を降りることを決意しました。」
タ「航海士というのはかなり珍しいキャリアですよね。クリプトを知る中でその魅力に気付いていく過程が感じられてとても興味深かったです。さて今度はbbについて教えてください。『個人がweb3活動、DAOを広げる場』というコンセプトの裏にはどんな想いがあるのしょうか?」
T「今でこそあまり聞かなくなりましたが、僕はDAOの思想が大好きです。それはスマートコントラクトを活用してどうこうという技術的な定義の話ではなく、プロジェクトに対する個人のコミットが正当なインセンティブにつながるという、web3特有の新しいワークスタイルを生み出せると感じているからです。言い換えればDAOは、「好きなことが仕事になる」を体現しています。実際、僕自身もこれまでさまざまなプロジェクトにモデレーターとして携わってきました。web3ワーカーとして活動を始めた当初、自分1人でできることには限界があるため、コミュニティの力が必要だと感じました。そのような折に、当時お仕事でお世話になっていた方の勧めもあってbbを立ち上げました。
“boarding bridge”とは飛行機の搭乗橋を意味する単語で、web3プロジェクトに人々をオンボーディングしたいという想いが込められています。コミュニティへの関わり方は人それぞれですが、今ではメンバーが主体となってAMAやコミュニティコールを行い、プロジェクトとのパートナーシップを立案してコミュニティにリワードを還元するという好循環が生まれています。単なる情報交換に止まらず、そうした能動的な活動が生まれる場こそ、bbの立ち上げ当初から僕が目指してきた環境です。」
タ「bbメンバーは受け身のインプットだけでなく、様々な関わり方ができるのですね。Takaさんは様々な活動を通じて多くのプロジェクトを知る機会があると負いますが、特にどういうプロジェクトが好きですか?」
T「DAO向けのツールを開発しているプロジェクトに興味があり、bbでも積極的に取り入れています。例えば、Discordのプラグインとして有名なMEE6は最近、トークンゲーティングやNFTクエリといったweb3機能の実装に力を入れています。同様にGuild.xyzも、Discordのユーザーアカウントとウォレットアドレスをバンドルしてメンバーシップを自動管理できる便利なツールです。またDeworkは、Notionのようなワークスペースに暗号資産の支払い機能を統合しており、メンバーのタスクおよびリワード管理に役立ちます。このように、web2プラットフォームにweb3機能を追加するプラグイン的なDAOツールは、web3ネイティブのプロダクトよりもスケールしやすいと思っています。」
タ「web2を起点にしたツールはユーザーにとって採り入れやすいですよね。web3プロダクトの普及に関連する言及がありましたが、Takaさんが特に期待している分野は何ですか?」
T「ユーザー目線でも、SocialFiの分野は特に注目しています。これまでのweb2ではアプリケーションが完全に分断されていました。しかしweb3では、EtheremのアカウントをIDとして、自分の活動をブロックチェーン上に記録することができます。このソーシャルグラフはweb2・web3の情報を問わず、さらにはオフラインの情報まで包括するソリューションがあります。蓄積されたデータは、プラットフォームの垣根を越えてユーザー自身が持ち運ぶことができます。一方の開発者は存在するコンポーネントを利用することで、スクラッチ開発の必要がなくなります。こうしたコンポーザビリティは、DeFiの文脈においてレゴと称されたりますが、その特性はソーシャルメディアの分野でも大いに活きてくると考えています。ブロックを組み合わせた先にどんな作品が出来上がるのか、とても楽しみです。」
タ「web3プロダクトのコンポーザビリティによって、これまでにない面白さを持ったプロダクトが生まれそうですね。これまで名前の挙がったプロダクトは普段web3に触れていない人たちが使うにはなかなかハードルが高いものが多いかと思いますが、ビギナーが試してみやすいweb3ツールは何でしょうか?」
T「大元を辿れば全てDeFiに行き着くのですが、DeFiというとやはり難しいイメージが先行して食わず嫌いをする方も多いかと思います。そのような場合は、ゲームやソーシャルなど、ユースケースのわかりやすいアプリケーションから使ってみることをおすすめします。
例えばPOAP(Proof of Attendance protocol)は、イベントの出席証明をNFTとして付与することで、ブロックチェーン上に記録することができます。似たようなプロジェクトとして、GalxeやLink3なども挙げられます。Discordで行われるbbのオンラインイベントでも、Link3で発行されたW3STと呼ばれるNFTを参加者に配布しています。これは、Link3のプラットフォームでDiscordアカウントとウォレットアドレスを紐づけることで、botが参加者を計測して対象者を選別する仕組みです。これによりPOAPと同じように、メンバーが過去に何回bbでのイベントに参加してくれたのかを、オンチェーンで可視化することができます。また、参加者のリストにはウォレットアドレスが紐づいているため、Giveawayなどのリワードを分配する作業も簡略化できるメリットがあります。」
タ「POAPなどは手数料もかからずQRコードから受け取るだけですし、ビギナーでも体験しやすそうですね。最近ではオンラインイベントだけでなく、オフラインのワークショップも開催されていますよね。その目的や今後どうしていきたいか?について教えていただけますか?」
T「『web3とは何か?』と聞かれた時、明確に答えられる人はどれほどいるでしょうか。バズワードのように一人歩きするweb3という単語ですが、その根底にある思想やテクノロジーを理解している人は非常に少ない印象です。そもそも『web3とは何か?』という問いに明確な答えはありませんが、web3で何ができるかを考えることは、将来に大きな可能性をもたらすと思っています。黎明期に誤ったイメージが先行して適切な評価がなされず、普及が阻害されるケースはよくあります。クリプトの未来がそうならないためにも、まずは正しい理解を広めていきたいと思っています。また、このワークショップを通じてクリプト本来の面白さを知ってもらい、プレイヤーの枠を越えてweb3業界にコミットする仲間を増やしたいです。」
タ「web3の思想やテクノロジーを十分に理解しないままの人はまだ多そうですから、本当に意義ある活動だと思います。こうしたワークショップを通じた啓蒙活動は、まさにbbが目指しているものと重なってきそうですね。bbはどんな理想を持っていますか?」
T「bbではありがたいことに、現在のベア相場でも熱を持って参加してくれるメンバーが集まっています。前述した通り、そうしたアクティブメンバーが主体となって作り上げるコミュニティを目指しています。メンバーの積極的な活動を促進するためにも、コミットに対して適切なインセンティブが与えられる、DAOらしいワークフローを確立することに焦点を当てています。コアメンバーが増えれば、情報やリワードもさらに集まりやすくなり、興味を持ってチャンネルを覗きに来てくれる人も増えます。こうしたフライホイールは、相場の上向きとともに顕著になるため、それまでに如何に強固な土台を作れるかが勝負だと思っています。最終的には、毎日違うメンバーがbbでプロジェクトを呼んでAMAをしている、そんな状態が理想です。AMAの開催をきっかけに、そのプロジェクトのモデレーターに採用されるケースもあります。AMAに限らずですが、メンバーのbbでの活動がweb3プロジェクトに携わるきっかけになれば嬉しいです。僕自身、ITやブロックチェーンに関するバックグラウンドが何もないところからこの業界に飛び込みました。きっと今、同じように興味はあるものの知識や経験に不安があって踏み出せない人が多くいるのではないかと思います。CryptoTimesのワークショップやbbでの活動を通して、web3で活躍する仲間を一人でも多く増やしていきたいと思っています。」
<TY>
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