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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、中国の不透明感や為替介入への警戒で


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、中国の不透明感や為替介入への警戒で 22日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続観測で、ドル売りは後退の見通し。ただ、中国経済の先行き不透明感や日本の為替介入への警戒感で円売りは縮小し、ドルの上値を抑える。

前日は具体的な手がかりが乏しいなか、前週の堅調な経済指標が改めて材料視された。ドイツの金利高でユーロ買いが先行した後、米金融引き締め継続への思惑が長期金利を押し上げドル高が進行。ユーロ・ドルは1.0870ドル台に失速し、ドル・円は146円40銭に強含んだ。また、ユーロ・円は159円半ばに値を切り上げ、2008年以来の高値圏に浮上している。本日アジア市場で、ドルは買い一服も下値の堅さが目立つ。

この後の海外市場は、週末に向け重要イベントが注視される。明日発表の米PMIは製造部門、サービス部門とも前回からほぼ横ばいと予想され、内容を見極めようと動きづらい。また、26日にはパウエルFRB議長の講演が予定され、様子見ムードで積極的な売り買いは手控えられるだろう。FRBのインフレ抑止に前向きな姿勢でドルは売りづらいものの、中国経済の先行き不透明感や日本の為替介入観測で円売りは抑制されそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・6月経常収支(5月:+91億ユーロ)
・23:00 米・7月中古住宅販売件数(予想:415万戸、6月:416万戸)
・23:00 米・8月リッチモンド連銀製造業指数(予想:-10、7月:-9)
・03:30 グールズビー米シカゴ連銀総裁開会あいさつ(Fedリッスンズ)
・04:30 米シカゴ連銀総裁とボウマンFRB理事が炉辺談話参加(Fedリッスンズ)

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