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米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め観測後退で買戻し


*13:57JST 米国株見通し:底堅い値動きか、引き締め観測後退で買戻し (13時30分現在)

S&P500先物      4,538.50(+1.25)
ナスダック100先物  15,462.00(-11.00)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は40ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


2日の主要3指数は軟調。売り先行後は下げ渋ったが、ナスダックとS&Pは続落、ダウは348ドル安の35282ドルと、4日ぶりに下げへ転じた。米国債格下げの影響で長期金利に上昇圧力がかかり、序盤から幅広く売られた。また、この日発表されたADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想に反して大幅に増加し、雇用情勢の改善により引き締め長期化政策を後押し。米金利高を背景にハイテク関連が売られ、指数を下押しした。


本日は底堅い値動きか。明日の雇用統計発表を前に、関連指標が注目される。新規失業保険申請件数は前週分より弱い内容となる見通し。非農業部門労働生産性で賃金インフレ低下に思惑が広がれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測は後退しよう。また、ISM非製造景況指数は低調なら景気減速が意識されやすく、年後半の利下げを期待した買いも見込まれる。金利安に振れればハイテクなどへの買戻しが相場を支えるとみる。


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