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米国株見通し:伸び悩みか、経済指標で景況感の悪化を嫌気も


*13:59JST 米国株見通し:伸び悩みか、経済指標で景況感の悪化を嫌気も (13時40分現在)

S&P500先物      4,194.50(+4.00)
ナスダック100先物  14,288.00(-12.50)


米株式先物市場でS&P500先物小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


5月31日の主要3指数は軟調。ナスダックとS&Pは4日ぶりに下げ、ダウは下げ幅を縮小しながらも155ドル安の32908ドルと続落で取引を終えた。この日発表されたJOLT求人件数は予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め方針を後押しする内容で長期金利を一時押し上げた。当局者からもタカ派的な見解が示され、景気への影響を懸念した売りが先行。一方、債務上限問題で下院採決を見極めるムードが一段の売りを抑えた。


本日は伸び悩みか。債務上限関連法案はこの後の上院で可決・成立の見通しで、買い先行となりそうだ。一方、フィラデルフィア連銀総裁は利上げ見送りを支持するとしたほか、FRB理事は利上げを休止しても引き締め終了を意味しないと述べた。複数の当局者が引き締め一服を示唆し、買いが入りやすい。ただ、今晩のISM製造業景況指数は景気の好不況の境目である50に届かず、前回をやや下回る見通しで景況感の悪化が一段の買いを抑制しよう。

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