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米国株見通し:弱含みか、FRBの引き締め継続に警戒


(11時50分現在)

S&P500先物      4,133.25(+9.75)
ナスダック100先物  12,551.50(+36.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は40ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


6日の主要3指数は続落。ナスダックとS&Pは軟調地合いが続き、ダウはプラスを維持できず、34ドル安の33891ドルと3日連続で値を下げた。前週末に発表された強い雇用統計を消化する展開で、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続の思惑から長期金利がじり高基調に。それを背景にハイテク関連をはじめ幅広く売られ、指数を下押し。一方で景気減速懸念はいったん和らぎ、割安感の生じた銘柄への買いが相場を支えた。


本日は弱含みか。パウエルFRB議長の講演が注目され、引き締めに積極的な政策スタンスが示されれば売り再開の見通し。同議長は前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で物価の高止まりなどの指摘にとどめ、市場では「想定ほどタカ派的でない」と受け止められた。ただ、記録的な低水準となった失業率や予想を上回った平均時給を受け、タカ派色の強い発言が意識されれば金利高・株安が進む。ハイテク関連を中心とした売りが警戒される。


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