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NY株式:米国株式市場は上昇、強いGDP受け投資家心理改善


ダウ平均は205.57ドル高の33,949.41ドル、ナスダックは199.06ポイント高の11,512.41で取引を終了した。

10−12月期国内総生産(GDP)が予想を上回ったため、景気後退懸念が緩和し、買いが先行。金利上昇も限定的で、投資家心理の改善に伴い終日堅調に推移した。ハイテクは買い戻しが継続。終盤にかけ主要株価指数は上げ幅を拡大して終了した。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇した一方、電気通信サービスが下落。

再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は750億ドル規模の自社株買いや増配計画を発表し上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は第4四半期決算で同四半期の納車台数が過去最高に達したことがけん引し売上高、利益が予想を上回ったほか、従来のガイダンスを維持し、23年も約180万台生産する軌道であることを表明したため買われた。カジノ経営のラスベガスサンズ(LVS)は第4四半期決算で、調整後の1株損失が予想以上に悪化したが、中国経済再開に伴うマカオの業績回復を背景とした楽観的見通しを示し、さらに、アナリストが同社の投資判断を引き上げたことで上昇。

航空会社のサウスウェスト(LUV)は第4四半期決算で、年末の悪天候による欠航が響き大幅赤字を計上し、売られた。コンピューターソリューションを提供するIBM(IBM)は四半期決算で通期のキャッシュフローが予想を下回ったほか、弱気の見通しや人員削減計画を発表して下落。小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はJPモルガンチェースから債務不履行通知を受けとったと公表し、大幅安となった。

取引終了後に四半期決算を発表した半導体のインテル(INTC)は。調整後の1株利益が予想を下回ったほか、弱い見通しが嫌気され、時間外取引で大幅下落している。一方、クレジットカード会社のビザ(V)は調整後の1株利益が予想を上振れ、上昇している。

(Horiko Capital Management LLC)

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