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NY為替:ドル伸び悩み、米利上げペース減速の思惑残る


17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、128円80銭から127円99銭まで下落し、128円12銭で引けた。米1月NY連銀製造業景気指数が改善予想に反し悪化、パンデミックによる経済封鎖開始直後の20年5月来で最低となり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速観測が強まりドル売りが再開。中国の国内総生産(GDP)の成長鈍化で世界経済の景気後退懸念を受けたリスク回避の円買い、また、日銀の金融政策決定会合を控て政策修正への根強い思惑を受けた円買いも続いた。

ユーロ・ドルは、1.0869ドルまで上昇後、1.0775ドルまで下落し、1.0788ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)関係者の話として、2月に50ベーシスポイント(BP)の利上げ後、3月に25BPの利上げ減速への支持が強まっていると報じられ、ユーロ売りが加速。ショルツ独首相「ドイツは今年、景気後退を回避すると確信」との発言で下げ止まった。ユーロ・円は139円62銭まで上昇後、138円20銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2300ドルまで上昇後、1.2246ドルまで反落した。英国の週平均賃金の上昇を受けたポンド買いが継続。ドル・スイスは、0.9188フランへ下落後、0.9233フランまで上昇した。

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