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米国株式市場は続落、低調な経済指標で景気後退懸念強まる


ダウ平均は281.76ドル安の32,920.46ドル、ナスダックは105.11ポイント安の10,705.41で取引を終了した。

12月製造業・サービス業PMI速報値が想定外に11月から悪化したため、気後退を懸念した売りが先行。連邦準備制度理事会(FRB)高官がインタビューや講演で、政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を再確認したため、長期金利やドルが上昇したことも更なる売り圧力となった。年末にかけたポジションの手仕舞い売りも目立ったが、本日は4兆ドル規模と言われる大口オプションの満期日に当たり、テクニカル要因で終盤にかけては買戻しも見られ、下げ幅を縮小して終了した。セクター別では、自動車・自動車部品が大きく下落した。

ディスカウント小売りのダラー・ゼネラル(DG)は景気動向に業績が左右されにくいディフェンシブ銘柄として買われた。鉄鋼会社のユナイテッド・ステイツ・スチール(X)は四半期決算で予想を上回る見通しを示し上昇。衛星通信サービス会社のマクサー・テクノロジーズ(MAXR)は投資会社のアドヴェント・インターナショナルによる同社買収の報道が好感され、大幅高となった。また、ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストによる同社株の投資判断引き上げを受けて上昇。一方、金融のゴールドマンサックス(GS)は、最大で全従業員の8%を削減する可能性が報じられ下落。レストランチェーンを運営するダーデンレストランツ(DRI)は四半期決算の内容は予想を上回ったものの、傘下で最大のオリーブガーデンレストランの利益率が前年同期に比べ低下したことが嫌気され下落した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は22.09まで低下した。

(Horiko Capital Management LLC)

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