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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米インフレ鈍化の思惑でドル買いは一服


8日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化の観測から、米金利高に振れればドル買い基調は継続。ただ、明日発表の米インフレ指標は鈍化が予想され、ドルは買いづらい面もある。

前日の取引で米10年債利回りの低下でドル売りが進み、1.04ドル台後半から1.05ドル半ばに浮上、ドル・円は137円後半から136円前半に沈んだ。カナダ銀行(中銀)はこの日の定例会合で追加利上げを決定したが、利上げサイクル終了が示唆されたことも意識された。本日アジア市場で日経平均株価は軟調地合い、上海総合指数は一時堅調でまちまちの場面も。ただ、米金利の下げ渋りでドルは買い戻され、ドル・円は底堅く推移した。

この後の海外市場で具体的な手がかりは乏しく、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中銀(ECB)理事会など主要中銀による政策にらみとなる。そうしたなか、明日の米生産者物価指数(PPI)は伸びが鈍化すれば、足元の堅調な米経済指標を受けたFRBの引き締め長期化の期待感を弱める見通し。また、ECBは当局者のタカ派的な見解が目立ち、ユーロ買いならドルを下押ししよう。ドル・円は137円半ばの売りが強く、一段の上昇を抑えるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演(欧州システミックリスク理事会)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.0万件、前回:22.5万件)

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