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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米FRB議長のタカ派姿勢に期待も中国にらみ


30日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がタカ派的な政策方針を維持すれば、金利高・ドル高の見通し。一方、中国情勢をにらみ根強いリスク回避の円買いがドルの重石となりそうだ。

前日の取引は米10年債利回りの低下でドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.0320ドル台に失速、ドル・円は137円80銭台から138円80銭台まで値を上げた。一方、中国で新型コロナウイルスまん延により感染者が急増するなか、制限措置や抗議活動の行方が注目され安全通貨への買いが続く。本日アジア市場は米金利安に転じるとドルへの売りが強まり、ドル・円は138円半ばで下げ止まった後も戻りの鈍い展開となった。

この後の海外市場はパウエルFRB議長の発言が注目されている。12月13-14日の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、従来通り高インフレの抑止に対応するスタンスを堅持するとみられ、金利高・ドル高の地合いが見込まれる。ただ、来年以降の政策方針にタカ派的なトーンを緩めればドルの一段の上昇を抑制しそうだ。もっとも、中国情勢や米経済指標などを手がかりに月末のフローが交錯し、方向感のつかみにくい値動きが予想される。

【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・11月失業率(予想:5.5%、10月:5.5%)
・19:00 ユーロ圏・11月消費者物価指数速報値(前年比予想:+10.4%、10月:+10.6%)
・21:00 南ア・10月貿易収支(予想:+123億ランド、9月:+197億ランド)
・22:15 米・11月ADP雇用統計(予想:+20.0万人、10月:+23.9万人)
・22:30 米・7-9月期GDP改定値(前期比年率予想:+2.8%、速報値:+2.6%)
・22:30 米・10月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.5%、9月:+0.6%)
・22:50 ボウマン米FRB理事討論会参加(小規模銀行関連)
・23:45 米・11月シカゴ購買部協会景気指数(予想:47.0、10月:45.2)
・24:00 米・10月JOLT求人件数(予想:1030.0万件、9月:1071.7万件)
・24:00 米・10月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-5.3%、9月:-10.2%)
・02:35 クック米FRB理事討論会参加(経済・金融政策の見通し)
・03:30 パウエル米FRB議長討論会参加(経済と労働市場)
・04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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