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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でリスク選好的なドル買い抑制も


28日のドル・円は、東京市場では136円58銭から135円11銭まで下落。欧米市場では135円75銭まで買われた後、134円20銭まで反落し、134円24銭で取引終了。本日29日のドル・円は主に134円台で推移か。米長期金利の低下を受けてリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米商務省が28日発表した4-6月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率-0.9%と市場予想を大幅に下回り、1-3月期に続いてマイナス成長を記録した。米個人消費は2年ぶりの低い伸びとなった。市場参加者の間からは「GDPのマイナス成長はインフレ抑制を示唆しており、9月以降の政策金利見通しはデータ次第となる可能性が高い」との声が聞かれている。一部の市場参加者は2023年の半ば頃に利下げがスタートすると想定しており、「早期利下げ期待で目先的にはドル安・株高の相場展開となる」と指摘している。なお、CMEのFedWatchによると、28日時点で12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.00-3.25%以上となる確率は95%程度だが、2023年3月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が3.00-3.25%以下となる確率は49%程度となっている。


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