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個別銘柄戦略:ANAHDやC&Rなどに注目


7日の米株式市場でNYダウは346.87ドル高の31384.55、ナスダック総合指数が259.49pt高の11621.35、シカゴ日経225先物が大阪日中比160円高の26650円。為替は1ドル=135.90-136.00円。今晩の米6月雇用統計を前に様子見ムードが広がりやすいだろうが、ナスダックの4日続伸劇を背景にエムスリー<2413>、ベイカレント<6532>、JMDC<4483>、マネーフォワード<3994>などグロース株に買いが広がろう。また、SOX指数が4%を超える大幅高となったことでルネサス<6723>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連にも買いが先行しそうだ。ただ、SOX指数高の背景となった韓国半導体メーカー、サムスンの好決算や台湾加権指数の大幅高は前日の東京時間に織り込み済みなため、上昇が限定的になる可能性もある。セントルイス連銀のブラード総裁などの発言のほか、中国での経済対策の報道を受けて景気後退懸念が緩和されていることもあり、ファナック<6954>、コマツ<6301>、東レ<3402>、信越化学<4063>、日本製鉄<5401>、三井物産<8031>なども買われよう。WTI原油先物価格が1バレル=100ドルを回復したことでINPEX<1605>、石油資源開発<1662>などにも買いが向かおう。ほか、単月ベースの営業損益が7月に黒字転換する見通しと伝わったANAHD<9202>が好感されそうだ。SHIFT<3697>の3-5月期営業利益は市場予想を下回ったが、米ハイテク株高が支えとなりそうだ。第1四半期が大幅増益で市場予想も上回ったC&R<4763>は評価されよう。ほか、外資証券のレーティング格上げが観測されたデンソー<6902>も買い優勢となろう。
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