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NY株式:NYダウ69ドル高、FOMC議事要旨が想定内で買い再開


米国株式市場は上昇。ダウ平均は69.86ドル高の31037.68ドル、ナスダックは39.61ポイント高の11361.85で取引を終了した。ISM非製造業指数やJOLT求人件数が予想を上回ったため景気後退懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。しかし、金利上昇や連邦準備制度理事会(FRB)による6月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控えた警戒感に売りが強まり、下落に転じた。公表された内容でFRBが労働市場や消費に楽観的な見解を示し利上げを計画通り継続していく想定内の方針が示されると買いが再開。引けにかけて上昇幅を拡大した。セクター別では、半導体・同製造装置が上昇した一方で、エネルギーが下落。

電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)は、第2四半期の生産台数が4401台と、1−3月期から生産ペースが加速したことを明らかにし、さらに、今年の2.5万台生産目標達成を再確認したことが好感され大幅高。オンライン小売のアマゾン(AMZN)はオランダのオンライン食品注文会社のジャスト・イート傘下のグラブハブに2%出資することで合意し、上昇。競合企業となるドアダッシュ(DASH)、競合するビジネスもウーバーイーツを運営する配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は売られた。また、動画配信のネットフリックス(NFLX)はアナリストの目標株価引き下げで下落。暗号資産取引所のコインベース(COIN)もアナリストの投資判断・目標株価引き下げで下落した。

ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は取引終了後、取締役会が1株を4株にする株式分割を承認したとの報道を好感し、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

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