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NY為替:米利上げペース減速の思惑でドル買い後退


22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円68銭まで下落後、136円30銭まで上昇し、136円24銭で引けた。米国経済が景気後退入りするとの懸念が再燃し、一時ドル売り、リスク回避の円買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会証言でィンフレを2%に戻すことを強く公約すると再確認したと同時に、大規模な金融引き締めが原因で経済が景気後退に陥る可能性を意図しないが、もちろん、あり得ると答えた。また、軟着陸を目指すが、非常に困難となると、認めた。このため、一部では、想定されているほど、利上げが速やかに進まないとの見方も浮上し、ドルの上値を抑えた。ただ、現状で景気後退確率が上昇しているとは思わないと言及したためドル買いが再燃。また、バイデン米大統領がガソリン税免除を議会に正式提案したことなどが好感され、リスク選好の円売りも再開した。

ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0606ドルまで上昇し、1.0566ドルで引けた。ユーロ・円は142円86銭から144円25銭まで上昇。リスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは1.2235ドルから1.2315ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9660フランから0.9581フランまで下落した。

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