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米国株見通し:弱含みか、インフレ抑止への思惑で


(13時50分現在)

S&P500先物      4,166.30(-13.5)
ナスダック100先物  12,749.30(-63.8)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は90ドル安。NY原油先物(WTI)は急伸し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


27日の主要3指数は大幅続伸。寄り付きから上げ幅を拡大し、ダウは575ドル高の33212ドルとほぼ高値で取引を終え6日連続のプラスを維持した。この日発表されたコアPCE価格指数は想定通り、前回から伸びが鈍化。政策判断の1つの手がかりである同指数の上昇一服を受け、連邦準備制度理事会(FRB)は今後引き締め加速の方針を緩めるとの期待感が買いを誘発した。特に、ハイテク関連が大きく買い戻され、相場をけん引した。


本日は弱含みか。今晩発表の消費者信頼感指数や住宅関連指標は前回を下回ると予想され、リセッションが意識されやすい。また、WTIは1バレル=118ドル台と高騰し、インフレ高進による経済への影響が懸念されそうだ。そうしたなか、バイデン大統領とパウエルFRB議長の会談が予定され、インフレ抑止への思惑から金利高に振れれば株売りを強める要因に。前週は比較的良好な地合いとなり、利益確定売りが下押しする可能性もあろう。


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