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米国株見通し:底堅い値動きか、インフレ一服なら買戻し優勢に


(13時50分現在)

S&P500先物      4,017.20(+16.1)
ナスダック100先物  12,446.40(+100.5)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


10日の主要3指数はまちまち。不安定な値動きが続き、終盤はS&Pとナスダックがプラスを維持したが、ダウは連日の最安値更新で引けた。原油相場の大幅安でインフレ懸念が和らぎ、前日までの続落により自律反発狙いの買いが入りやすい地合いだった。ただ、11日発表の消費者物価指数(CPI)は伸びの鈍化が予想され、内容を見極めようと全般的に買いは後退。半面、金利高は抑えられ、ハイテク関連への買いが相場を支えた。


本日は底堅い値動きか。連邦準備制度理事会(FRB)当局者はインフレ抑止に向け一段の引き締めに前向きな姿勢だが、今晩発表の4月CPIは前回から伸びが鈍化する見通し。前年比+8.1%(3月は+8.5%)、コア指数は同+6.0%(同+6.5%)の予想を下回れば利上げ幅拡大への思惑は後退し、金利安でハイテク関連への買いが相場をけん引しそうだ。もっとも、インフレ継続でFRBの金融正常化方針は変わらず、買いは想定内にとどまろう。


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