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NY株式:米国株式市場は続落、雇用統計受けた金利高を警戒


ダウ平均は98.60ドル安の32,899.37ドル、ナスダックは173.03ポイント安の12,144.66で取引を終了した。

4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回ったほか、労働参加率が低下したことで、労働市場のひっ迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げへの警戒感から寄り付き後、大幅下落。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。引けにかけては、押し目買いに支えられ、下げ幅を縮小。セクター別では、エネルギーが上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。

エネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高を受けた収益増加期待やアナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。エネルギー飲料販売のモンスター・ビバレッジ(MNST)は第1四半期の決算が好感され、買われた。保険会社のシグナ(CI)も第1四半期決算で1株利益が予想を上回り上昇。一方で、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はパンデミック後の需要減少やサプライチェーン混乱で減益が警戒されるなか、株式15%-20%の売却を目指して複数の買い手候補に接触しているとの報道を受けて下落。スポーツアパレルメーカーのアンダーアーマー(UA)は世界的なサプライチェーン混乱が影響し、予想外の赤字を計上、さらに、今後の悲観的な見通しを示し、大幅下落した。家庭用品販売のウェイフェア(W)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たないリッチモンド連銀のバーキン総裁は、75ベーシスポイントの利上げ支持も除外しない考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

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