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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米金融正常化への期待継続で


15日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。ウクライナ情勢の不透明感が警戒され、リスク回避的な円買いに振れやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化への期待継続でドル売りは限定的となりそうだ。

ラガルド欧州中銀(ECB)総裁は前日の欧州議会で域内経済の回復を認めながらも、緩和政策の修正に慎重な姿勢を示した。一方、ブラード米セントルイス連銀総裁は引き締めの前倒しを主張し、ユーロ・ドルは1.1280ドル台に下落、ドル・円は115円70銭台に浮上。本日アジア市場は日経平均株価の下落で日本株安を嫌気した円買いに振れたが、米金利先高観でドルは下げづらく、ドル・円は115円半ばで下げ渋った。

この後の海外市場は地政学リスクと金融政策がテーマ。ロシアによるウクライナ侵攻の可能性は残り、警戒の円買いが強まれば主要通貨を下押ししそうだ。ただ、今晩発表の米国の生産者物価指数は高水準、NY連銀製造業景気指数は大幅改善が予想される。また、明日の小売売上高はプラス転換、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はタカ派的とみられ、FRBによる金融正常化の思惑で金利先高観からドル買いは継続しよう。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 独・2月ZEW景気期待指数(予想:55.0、1月:51.7)
・19:00 ユーロ圏・12月貿易収支(11月:-15億ユーロ)
・19:00 ユーロ圏・10-12月期GDP改定値(前年比予想:+4.6%、速報値:+4.6%)
・22:30 米・1月生産者物価指数(前月比予想:+0.5%、12月:+0.3%←+0.2%)
・22:30 米・2月NY連銀製造業景気指数(予想:11.0、1月:-0.7)
・06:00 米・12月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(11月:+1374億ドル)



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