米国株見通し：下げ渋りか、有力IT企業の好業績に期待

（13時50分現在）

S&P500先物　　　　　　4,499.20（-16.3）
ナスダック100先物　　14,881.10（-49.0）

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は90ドル安。NY原油先物（WTI）は上げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


1月31日の主要3指数は大幅続伸。ナスダックは連日で上値を大きく伸ばし、ダウは軟調スタートもプラスに転じ400ドル超高で35000ドル台を回復した。序盤は連邦準備制度理事会（FRB)による引き締め加速を嫌気した売りが先行したものの、長期金利の低下を手がかりに買いが膨らんでいる。特にアップルをはじめハイテク関連への買戻しが優勢となり、相場をけん引。ナスダックは記録的な上昇幅を記録した。


本日は下げ渋りか。引き続き金融正常化が意識され、買いづらい展開となりそうだ。今晩発表の経済指標は強弱まちまちとみられるが、前回を下回れば回復期待を弱める材料となろう。半面、ISM製造業雇用指数が前月から失速する見通しで、今週末の雇用統計の悪化に思惑が広がれば金融引き締めへの警戒は短期的に和らぐ可能性もあろう。一方、決算発表のアルファベットなど好業績を示せば、指数の下げを抑制しよう。



＜TY＞