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米国株見通し:下げ渋りか、金利高抑制なら売り一服も


(14時00分現在)

S&P500先物      4,638.30(-24.0)
ナスダック100先物  15,447.20(-164.4)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調。NYダウ先物は130ドル安。NY原油先物(WTI)の強含みが意識され、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


14日の主要3指数はまちまち。ナスダックはプラスに転じたが、続落のダウは200ドル程度下げ36000ドルを割り込んだ。この日発表された小売売上高と鉱工業生産が予想外に低調な内容となり、インフレが鮮明になるなか回復の足取りに不透明感が広がった。投資家心理は悪化し、消費関連への売りが優勢に。また、金融機関の業績低迷への思惑が銀行株売りを誘発。全般的に3連休を前に調整が強まり、指数を押し下げた。


本日は下げ渋りか。14日の弱い小売売上高が嫌気されるなか、今晩のNY連銀製造業景気指数は前回を下回る見通し。低調な製造業関連指標を受け景気の腰折れが警戒されれば、引き続き投資家心理を圧迫し売り優勢になりやすい。一方、連邦準備制度理事会(FRB)による3月の利上げサイクル入りを見込んだ売りは縮小する可能性もあろう。長期金利は高水準を維持するものの、一段の上昇が抑制されれば指数の大幅安は回避されそうだ。


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