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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大観測強まる


4日のドル・円は、東京市場では115円29銭から115円82銭まで上昇。欧米市場では、115円71銭まで下げた後、116円35銭まで買われており、116円12銭で取引終了。本日5日のドル・円は主に116円台で推移か。日米金利差拡大の思惑は残されており、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

4日に発表された12月米ISM製造業景況指数は58.7と、11月実績の61.1を下回った。価格指数は11月の82.4から68.2に低下しており、2020年11月以来の低水準。価格指数の大幅な低下は供給制約が緩和されつつあることを示唆している。新規受注指数は60.4で11月実績を下回ったが、顧客在庫の減少が影響しているとみられ、1月の新規受注がさらに低下するとの見方は少ないようだ。12月実績は11月を下回ったものの、市場関係者の間からは「製品輸送状態が改善し、商品価格が安定すれば製造業の景況感は改善する可能性がある」との声が聞かれている。雇用指数は上昇していることから、1月の数字は12月実績を上回る可能性がありそうだ。


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