日経平均VIは低下、株価底堅く20を下回る場面も

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比-0.54（低下率2.57％）の20.49と低下している。なお、今日ここまでの高値は20.59、安値は19.62。

今日の東京株式市場は売り買いが交錯し、日経225先物は昨日終値近辺で推移している。昨日までの続伸で大幅高となった後ということから戻り待ちの売りが出やすい状況にあるが、その割に株価が底堅いといった見方が多く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードがさらに後退し、日経VIは不安心理の高まった状態の基準とされる20を下回る場面もあった。取引時間中に日経VIが20を下回るのは11月26日以来。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

＜FA＞