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NY為替:主要通貨に対する円売り優勢、オミクロン変異株の脅威和らぐ


6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円09銭から113円55銭まで上昇し、113円50銭で引けた。新型コロナのオミクロン変異株感染を巡り、米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー感染症研究所所長は週末のインタビューで、依然時期尚早と注意を促しながらも、「重症度判断をめぐる初期の情報に基づくとやや勇気づけられる」と楽観的な見解を示したため、経済封鎖の拡大懸念は後退し、景気回復への期待が再燃したことから、債券利回りの上昇に伴うドル買い、リスク選好の円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.1308ドルから1.1267ドルまで下落し、1.1284ドルで引けた。国際通貨基金(IMF)が「欧州中央銀行(ECB)は大規模な金融緩和の方針を維持する必要がある」との考えを示したため、欧米金利差拡大観測にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は127円65銭から128円09銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3272ドルから1.3231ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9215フランから0.9269フランまで上昇した。

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