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11月5日のNY為替概況


 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円03銭へ強含んだのち113円30銭まで下落し引けた。米10雇用統計で失業率が予想以上に低下したほか、非農業部門雇用者数も予想を上回る伸びとなる強い結果を好感しドル買いが優勢となった。しかし、株高で需要が減少したほか、各国の利上げ観測の後退に連れた長期金利の低下でドル売りに転じた。

  
ユーロ・ドルは1.1514ドルまで下落後、1.1568ドルまで上昇し引けた。ユーロ圏9月小売売上高や独9月鉱工業生産がそれぞれ予想外のマイナスに落ち込み、欧州中銀(ECB)のハト派姿勢を正当化する結果となったためユーロ売りが加速。その後、米国の金利低下に伴うドル売りに反発。

  
ユーロ・円は131円42銭から130円84銭まで下落。

 
ポンド・ドルは1.3431ドルへ弱含んだのち、1.3506ドルまで上昇。英中央銀行金融政策委員会のテンレイロ委員のハト派発言でポンド売りが優勢となったのち、ラムスデン副総裁の「労働市場のひっ迫を理由に利上げに投じた」とのタカ派発言を受けてポンド買戻しが優勢となった。

ドル・スイスは0.9175フランまで上昇後、0.9113フランまで下落した。



 [経済指標]・米・10月失業率:4.6%(予想:4.7%、9月:4.8%)・米・10月非農業部門雇用者数:前月比+53.1万人(予想:+45.0万人、9月:+31.2万人←+19.4万人)・米・10月民間部門雇用者数:+60.4万人(予想+42万人、9月+36.5万人←+31.7万人)・米・10月平均時給:前年比+4.9%(予想:+4.9%、9月:+4.6%)・米・9月消費者信用残高:+299.13億ドル(予想:+160.00億ドル、8月:+137.59億ドル←+143.79億ドル) <KY>
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