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NY為替:ECBの金融緩和策継続でユーロ弱含み


9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円96銭から109円62銭まで下落し、109円73銭で引けた。30年国債入札が強い結果となったため、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1841ドルまで上昇後、1.1805ドルまで下落し、1.1823ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で予想通り政策金利の据え置きを決定。同時に景気回復にともない今後3カ月の緩和措置微調整で、パンデミック資産購入プロブラム(PEPP)のペース減速を決定したためユーロ買いに拍車がかかった。しかし、理事会後の会見で、ラガルド総裁がテーパリングではないとハト派姿勢を強調したため、ユーロ売りが強まった。ユーロ・円は130円15銭まで上昇後、129円67銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3821ドルから1.3863ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9196フランから0.9161フランまで下落した。

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