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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米雇用者減も金利高で根強いドル買い


6日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。前週末発表された米雇用統計のうち非農業部門雇用者数の減少を嫌気したドル売りに振れやすい。ただ、平均時給の上昇で金利高に振れ、ドルへの根強い買いが見込まれる。

3日に発表された雇用統計は強弱まちまちの内容となった。失業率が改善予想と一致したほか、非農業部門雇用者数は市場観測を大幅に下回ったが、平均時給は上昇。この日は雇用者数の減少を受け、米10年債利回りの低下でドル売りが先行。その後はインフレを意識した金利高を背景にドルは小幅に戻している。週明けアジア市場は、おおむねその流れが続く。加えて、日経平均株価の強含みで円売り基調となり、ドル・円は底堅く推移した。

この後の海外市場は北米市場がレーバーデーに伴う休場のため、薄商いとなりそうだ。今週は主要中銀が定例会合を開催し、それぞれ出口を模索すると予想される。特に欧州中銀(ECB)の緩和縮小への思惑から、ユーロ買い・ドル売りに振れやすい。一方で、ドルは米雇用者減を嫌気した売りが続く半面、インフレ改善を意識した買いがドルの大幅安を抑制する見通し。また、日本株の大幅高が目立つなか、引き続き円売りが主要通貨を支えるだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・8月建設業PMI(予想:57.2、7月:58.7)
・米国休場(レーバーデー)


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