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米国株見通し:上げ渋りか、FRB議長発言を見極め


(14時30分現在)

S&P500先物      4,487.50(-5.50)
ナスダック100先物  15,335.75(-28.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


25日の取引で主要3指数は続伸。ナスダックは5日連続の最高値更新を記録したほか、ダウは4日連続でプラスを維持し39ドル高の35405ドルで取引を終えた。S&Pも含め主要指数の最高値更新が相次いでおり、調整による売りが観測される。ただ、良好な地合いが続き、景気敏感株を中心に買いが入りやすい。この日発表された耐久財受注が好感され、関連セクターへの買いが目立った。金融緩和の長期化観測も、買いを後押しした。


本日は上げ渋りか。強気相場の継続で、買いが入りやすい地合いとなりそうだ。今晩発表の新規失業保険申請件数が前回よりも弱い内容となれば、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測は後退。半面、4-6月期国内総生産(GDP)改定値が上方修正されれば、引き締め観測につながる。一方、パウエルFRB議長が明日の講演で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)に言及するとの思惑から。内容を見極めようと一段の株買いは抑制されよう。



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