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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米FOMCでタカ派期待も株価・金利が下押し


26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派期待で、ドルは売りづらい見通し。半面、米国の金利安でドル買いは失速し、株高一服なら円売り縮小がドルの重石になりそうだ。

前週末はNY株式市場でダウなど主要指数が過去最高値を更新するなど強気相場が鮮明になり、リスク選好的な円売りが優勢となった。ユーロ・円は129円後半で底堅く推移し、ドル・円は一時110円半ばに浮上している。連休明けの東京市場は米株高を背景に日経平均株価が強含み、序盤はやや円売り先行となった。その後は米株式先物が弱含み、今晩の反落が観測され円売りは縮小。ただ、ドル・円は日本株高による円売りが続き、底堅く推移した。

この後の海外市場は材料難のなか、米国の金利や株価を手がかりとした取引が予想される。欧州中銀(ECB)による緩和政策の長期化が意識され、欧州通貨売りを背景にドル選好地合いが見込まれる。また、明日から開催されるFOMCでは市場の一部に引き締め加速への期待感があり、ドルは売りづらい展開となりそうだ。ただ、米国の金利安が続けば、ドル買いを抑制する要因に。株式市場で調整売りが強まれば、円売り後退によりドルの上値は重いとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・7月IFO企業景況感指数(予想:102.0、6月:101.8)
・23:00 米・6月新築住宅販売件数(予想:80.0万戸、5月:76.9万戸)
・23:30 米・7月ダラス連銀製造業活動指数(予想:32.1、6月:31.1)
・02:00 米財務省・2年債入札

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