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今日の為替市場コメント:欧米株高などを意識して円買い抑制の可能性


21日のドル・円は、東京市場では109円80銭から110円14銭まで反発。欧米市場では、110円00銭から110円39銭まで反発し、110円28銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に110円台で推移か。欧米株高や米長期金利の上昇を受けてリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。

新型コロナウイルス変異株の感染拡大に対する市場の警戒感は消えていないものの、21日のニューヨーク外為市場では、株高を意識してリスク回避的な為替取引は縮小し、主要通貨に対する円売りが優勢となった。株高を受けて米長期金利は上昇したが、豪ドルやNZドルに対する米ドル売りが活発となった。市場参加者の間からは、「米国におけるワクチン接種回数は他国と比較して相対的に多いことから、経済活動の正常化が著しく阻害される可能性は低い」との声も聞かれている。

一部の投資家は「米国経済の成長見通しをある程度引き下げる必要がある」と指摘しているが、そうしたことを考慮しても、米10年国債利回りが1%を下回り、年初の水準まで低下する可能性は低いとみられる。

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