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6月28日のNY為替概況


 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は110円97銭まで上昇後、110円50銭まで下落して引けた。ホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言を受けた欧州通貨売りに対しドル買いが優勢となったのち、米6月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り、長期金利の低下に伴うドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは1.1902ドルまで下落後、1.1940ドルまで反発して、引けた。朝方、ホルツマン・オーストリア中銀総裁のハト派発言でユーロ売りが加速。その後、ドイツ連銀のバイトマン総裁がドイツやユーロ圏の物価見通しで上方リスクが見られると言及したためユーロ売りが一服。

  
ユーロ・円は132円21銭から131円78銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.3926ドルまで上昇後、1.3871ドルまで下落した。ワクチン接種プロブラムの成功で一時は減少していた英国での新型コロナウイルス感染者数が再び急増したため、規制が長引き回復を抑制するとの懸念がポンド売りに繋がった。

ドル・スイスは0.9215フランまで上昇後、0.9183フランまで反落した。スイス国立銀行(SNB)のメクラー理事のハト派発言を受けたフラン売りが強まったのち、金利低下に伴うドル売りに押された。

[経済指標]・米・6月ダラス連銀製造業活動指数:31.1(予想:32.5、5月:34.9)

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