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米国株見通し:上げ渋りか、当局者発言で引き締めを意識


(12時50分現在)

S&P500先物      4,220.62(+6.87)
ナスダック100先物  14,139.50(+9.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


21日の取引で主要3指数は上昇。6日ぶりにプラスへ転じたダウは586ドル高と、前日の533ドル安を帳消しにした。15-16日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)でのハト派方針からの転換やその後のセントルイス連銀総裁によるタカ派的な発言は、引き続き株売り材料に。ただ、この日のNY連銀総裁の講演やFRB議長の議会証言原稿では足元の物価急上昇は一時的との見方が示され、前週の大幅株安の反動から買戻しが優勢となった。


本日は上げ渋りか。前週の大幅安の反動で、買戻しが継続。また、新型コロナウイルスのワクチン接種を背景に、回復への期待も根強い。ただ、FRBの金融政策への思惑が交錯するなか、当局者によるタカ派寄りの見解が重石となろう。今晩はクリーブランドとサンフランシスコの両連銀総裁の発言機会があり、利上げが意識されやすい。注目のFRB議長による議会証言は原稿に沿った慎重な内容とみられるが、引き締めへの思惑で一段の買いは入りづらい。




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