日経平均VIは低下、株価の下落幅限定的で市場心理は悪化せず

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比-0.21pt（低下率1.04％）の19.94ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は20.88pt、安値は19.74pt。

今日の東京株式市場は、寄り後に売りに押され、日経225先物が下げに転じる場面があったが、午前の時間帯は概ね堅調に推移し、市場心理はやや改善し、日経VIは概ね小幅に低下した水準で推移した。昼前からは日経225先物が概ねマイナス圏での推移となっているが、下落幅は大きくなく、市場心理が悪化することはなく、日経VIは午後も小幅に低下した水準での動きが続いている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

＜FA＞