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注目銘柄ダイジェスト(前場):ニッパンR、石垣食品、ラクスルなど


サイバー<4751>:6670円(+440円)
大幅続伸。岡三証券では投資判断を「中立」から「強気」に格上げ、目標株価を8000円としている。ゲーム事業への不透明感が足元の株価の下押し要因になっているとみられるが、第2四半期以降は新作タイトル「ウマ娘 プリティーダービー」がけん引役となり、改善していくと見込んでいるもよう。ゲームシステムや新規ユーザー層の獲得可能性などを考慮すると、継続的な業績寄与が期待できると指摘している。


はせがわ<8230>:329円(+34円)
急反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の4億円から8億円に増額修正。前期は9.6億円の赤字であった。新型コロナによる業績への影響が想定よりも限定的で、仏壇仏具事業・墓石事業が堅調に推移したことが上振れの背景だ。未定としていた配当金も2円の実施と発表している。第3四半期までの推移から上振れは想定線であったが、修正率の大きさがインパクトになっているもよう。


ラクスル<4384>:4410円(+620円)
急伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.1億円となり、前年同期比4.7億円の損益改善となっている。11-1月期は1.5億円で同3.6億円の損益改善へ。据え置きの通期予想レンジ上限の0.5億円を一段と上振れる形にも。ラクスルセグメントにおける資金顧客の獲得好調、リピート購入者の堅調推移に加えて、ハコベルの損失幅も大きく縮小している。なお、下期に向けては成長に向けた投資拡大などを想定しているもよう。


FFJ<7092>:4560円(+130円)
大幅に反発。3月31日を基準日として1株につき1.3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の拡大を図る目的。株式分割に伴い、定款を一部変更して発行可能株式総数を2000万株から2600万株に引き上げる。同社株は5日に直近安値(4135円)まで下落した後も安値圏で推移しており、値頃感があるとの見方も買いにつながっているようだ。


石垣食品<2901>:159円(+41円)
一時ストップ高。アグリテック・フードテック事業を展開するベジタリア(東京都渋谷区)と資本業務提携したと発表している。ベジタリアが発行する新株予約権付社債1億円を引き受ける。ベジタリアから市場への訴求効果が高い原料の供給を受けるほか、高付加価値商品の共同開発などで協力する。また、第三者割当で新株436万9000株を発行する。調達資金の約4.2億円はベジタリアの社債引き受けや運転資金などに充てる。


ニッパンR<4669>:1068円(+150円)
ストップ高。石塚春彦社長が代表取締役を務める赤城(前橋市)を通じ、マネジメント・バイアウト(MBO)を実施すると発表している。買付価格は1株につき1050円(11日終値は918円)、買付期間は12日から4月22日まで。ニッパンレンタルは公開買い付けへの応募を推奨しており、同社株は上場廃止となる予定。非公開化で事業構造の抜本的な改革を実施できる経営体制を構築する狙い。 <ST>
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