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注目銘柄ダイジェスト(前場):ベクター、サクセスH、ユビテックなど


アシードHD<9959>:600円 カ
ストップ高買い気配。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の2.6億円から3億円に引き上げている。新型コロナウイルスによる飲料製造への影響は想定以上に限定的にとどまり、炭酸飲料・低アルコール飲料を中心に生産の回復基調が継続しているようだ。第3四半期決算を1月29日に発表したばかりであり、このタイミングでの上方修正にはインパクトも強まる形になっている。


SHIFT<3697>:14300円(+670円)
大幅反発。クレディ・スイス証券ではインターネットセクターのカバレッジを開始、同社の投資判断は新規に「アウトパフォーム」、目標株価を18200円としている。IT人材不足が続く国内において、既にエンジニアの能力開発のフレームワークを仕組み化し、高品質の IT 人材を確保・育成し続ける仕組みを確立した点を高く評価としている。同証券では、チェンジ、マクアケなども新規に買い推奨。


ADWAYS<2489>:761円 カ
ストップ高買い気配。前日に発表した自社株買いの実施が買い材料視されている。発行済み株式数の18.02%に当たる750万株、30億円を取得上限としており、取得期間は2月18日から8月17日を予定している。同社の自社株買いは17年2月に立会外取引で実施して以来とみられる。極めて高水準の自社株買いとなり、当面は株価の下支えにつながっていくものと期待されているようだ。


ブリヂス<5108>:4235円(-220円)
大幅反落。前日に20年12月期の決算を発表、調整後営業利益は2229億円となっているが、2月9日に修正済みでサプライズはない。一方、21年12月期見通しは2600億円で前期比16.6%増益の見通し、3000億円超の市場予想を大きく下回っている。保守的な前提とは捉えられるが、株価が直近で高値圏にあったことから、利食い売り材料として受け止められているようだ。なお、中計では23年12月期に4500億円を目指すとしている。


ニプロ<8086>:1434円(+15円)
大幅続伸。新型コロナのワクチン接種が本日からスタートしており、注射器を手掛けている同社などにはワクチン接種関連銘柄として関心が高まる形に。前日の報道では、先月末に特殊な注射器をできるだけ多く増産するよう国から要請があったと伝わっている。1つの容器から6回接種できる特殊なタイプの注射器の増産が要請されているもようで、増産体制を現在整えているとされている。担う役割の重要性などが意識される展開となっている。


ベクター<2656>:281円(+80円)
ストップ高。月額固定料金が無料、文書作成・送信料金も無料で導入できる電子署名サービス「みんなの電子署名」の提供を開始すると発表している。すべての機能を期間無制限・無料で利用することができ、署名した文書を1年以上サーバーに保管する場合のみ有償となる。テレワークの浸透などで電子署名サービスは需要拡大が期待できるとの見方から、買いが集まっているようだ。


ユビテック<6662>:264円(+20円)
大幅反発。工場や工事現場などで働く作業者の安全を見守る安全衛生支援サービス「Work Mate」の有効性確認および機能向上を目指し、鹿島<1812>と共同で屋外作業者に対する試行運用を開始すると発表している。鹿島の新名神高速道路枚方工事でスマートウォッチを作業員に1年間を通じて着用してもらう。今回の試行運用で有効性が確認された後、鹿島は自社の統合管理システム「Field Browser」とのデータ連携を進めるとしている。


サクセスH<4833>:245円(+41円)
大幅反発。FUNDBOOK(東京都港区)とM&A仲介に関するアドバイザリー業務契約を締結すると発表している。以前からM&Aを活用した成長戦略を推進しており、M&Aの対象としては、新たなメディア事業を創出することができる企業やポストコロナにおいて発展性のある事業・業種を想定していた。この度、FUNDBOOKから上記の方向性に合致する可能性がある譲渡企業の候補の紹介があったという。今回のM&A案件がクロージングに至った場合、Success Holdersから成功報酬として手数料を支払う予定。業容拡大への期待が高まる形で買いが優勢になっているもよう。 <ST>
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