NY外為：ポンド急伸、BOEは政策据え置き、マイナス金利導入の思惑が後退

NY外為市場では英中銀による速やかなマイナス金利導入の思惑が後退しポンド買いが継続した。

ポンド・ドルは1.3698ドルまで上昇し2日来の高値を更新。ポンド円は144円22銭まで上昇しほぼ1年ぶり高値を更新した。ユーロ・ポンドは0.8752ポンドまで下落し昨年5月来の安値を更新。

英国中銀は金融政策決定会合で市場の予想通り政策金利を0.1％、資産購入規模を8950億ポンドに据え置くことを全会一致で決定。新型コロナウイルス変異種感染の拡大を受け、再び全英都市封鎖を行ったことが響き2021年1-3月期GDPが予想マイナス4.2％に落ち込むと予想している。必要に応じマイナス金利の用意を整えることが適切とし、マイナス金利導入の場合の階層制について作業を開始すると発表。しかし、マイナス金利を導入するとのシグナルを送る意向はないと明確化した。

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